Fujilog#4 「寺山修司」を展示する

ワタリウム美術館で開催中の展覧会、「寺山修司展『ノック』」の会場構成を担当した。ワタリウムで会場構成をするのは、南方熊楠、重森三玲に続いてこれが3回目である。別に展示のデザインが得意なわけではない(たぶんむしろ不器用な部類だろう)のに、どういうわけだかいつも伝説的な巨人の回ばかりが回ってくる。巨人を展示するのは難しい。熱烈なファンが多数いるし、いくつも展覧会や本がある。しかし、もちろんワタリウム美術館でやるからには、今までと違う本質的な切り口をどのように持たせるかがポイントで、これは毎回悪戦苦闘するのだが、これはどうもワタリウム側も同様らしく、どうやって展示をするのか美術館側にとって本当に悩ましい場合にどうやら僕は呼び出されているらしい。対話とは真剣な遊びであるという信条の僕からすると、毎回の無理難題のセッティングはなかなかにスリリングで、随分と建築家としての基礎体力を鍛えてもらっているように思う。

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